プレイバック


(この写真は文章とは特に関係ありません)改めて進藤さんの作る芝居は芸術的だったなあと思う。暗くじめじめと濡れた闇や内臓の中に生きる人間を描いていた。笑える芝居ではない。セットもほとんどない。そこで役者に求められるのは体を張る事であり張っている体であり、外に開き続ける意識であった。
自分は過去2作で「特攻前に童貞を捨てに来た兵隊」と「残酷な鮫に付き従う磯巾着」をやった。前者は純朴ゆえに真直ぐな痴呆的存在であり、後者は自分の生き方に従う他者には理解不能な存在である。自分は演技が出来ないので、上のようなキャラクターなら出来ると踏まれたのだろう。
演技はできないけど、どんな時でも周りをよく見て、遠慮し過ぎず、慌てず、存在出来たらと思う。また機会があれば進藤さんの芝居に出てみたい。できたら、制作費に余裕のある時に。


(この写真は西武新宿線沿いにありました)なんとなく田無まで自転車で出かけた。学生の4年間住んだ町である。マンガ『寄生獣』の舞台でもあるらしい。色々変わってないところもあるが、よりベッドタウンぽくなっているようだ。

元田無寮の玄関部分。前は吉永小百合さんの筆跡による「田無寮」の看板があった

現田無寮の玄関。綺麗なものである

ほぼ正面。自転車置き場も整然としている

ほぼ裏面。裏のグラウンドに行くのに石神井川の上を渡してある鉄板の上をよく通ったものだ

中には入らなかった。西武線の線路沿いで写真を撮っているとオーナーから電話があった。「過去に浸ってんのか」と言われたので「そうですね」と言った。

『私のフランソワーズ』を聴きたくなったのでYouTubeで観た。ゑびすの芝居で使われてた曲。