むむむ


友人に誘われ寺山修司映像詩展へ。
対談の後、短編など数十分の作品を数本観る。
浸透してくるような情念を感じ重苦しい気分になる。
面白かったのは観ている途中でふと
「自分の中の青森」とでもいうべき情景が自然と眼前に浮かんだ事
人間の無意識は繋がってるってか。オカルトな気分である
しかしよくもあれだけ肉親への強い執着を持てるものだと感心してしまう
そんな自分は少し冷淡なのかもしれないと思った


タイムスケジュールを調べたら丁度よかったので
続けてイーストウッドの『グラン・トリノ』を観る。
序盤の設定の説明的な描かれ方がちょっと気になったが
メッセージ性の強さに圧倒され、とても痛快な気分であった。
イーストウッド映画は何故これほど魅力的なのだろう。
シンプルさに磨きがかかり、個性がより際立ってきたように思う。
クリント・イーストウッド自身が人間としての成長を続け
さらに魅力的になってきているからなのだろうなと思う。
すごい人だな
やはり人に影響を与える人には
徹底的な哲学がある