ハゲ


大入盛況。先日、下北沢のスズナリで流山児事務所の『田園に死す』を観てきた。軽いノリで楽しく観られた。でも寺山作品は「観たい」より「演りたい」と思わせるなあ。一番前の席に2時間座ったら尻が悲鳴をあげた。小劇場の芝居観劇は、座る席や混み具合によって肉体的苦痛を伴なう時がある。『花の寺』を観て頂いたお客様もだいぶ尻が痛かったろうと思う。精神的苦痛でない事を祈る。少年探偵団の一人として出演していた力さんと線路沿いの生ビール180円の店で飲んだ。力さんは僕の髪を見て「カツラだろそれ」と言った。毛にコシもハリも無く、ぺったりしているからそう見えるみたい。僕の頭はどうなるんでしょ。生活改善が求められる。求めたい。


JAL企画のカップそば。「カレーですかい」等もあるらしい。経営全体でもいい仕事をして欲しい。自宅でやった飲み会には花の寺メンバーから菅野さん、弦弓さん、長嶺さん、吉浦さんが来た。ビール(うそ。発泡酒)とジュースとウィスキー(ブラックニッカ)。4人もお客さんがいると結構忙しかった。カレーとピクルス、持ち寄ったお菓子などを食べてもらった。店を閉めてからの遅めのスタートだったので、ゆっくり出来ないなと思っていたのだが、弦弓さんと菅野さんは朝までいた。秋に二人で北を旅してきた長嶺さんと吉浦さんは一気にアルコールを摂取し、しっかりした足取りで帰っていった。弦弓さんは仕事(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)終りで来て飲み足りなかったのと、菅野さんと会うのが久しぶりだったからだろう。そして菅野さんは優しいのでつきあってくれたのだろう。ちなみに菅野さんは新婚である。遅くまで話したが、次の日も仕事なのでコタツを囲んで眠り、二人は始発で帰っていった。


いきなり両親が来た。今吉祥寺にいるので迎えに来いと父から電話。その日は仕事休みで、飲み会で余ったウィスキーを飲んでいるところだった。自転車で駅に向かうと、柱の陰に母の姿。驚いた。近くのトロ函で魚介を食いながら飲んだ。二人の共通の知り合いが亡くなり、線香をあげに来たという。母が東京に来るのは僕が大学の寮に入る時以来だ。今はその寮も無い。実家の犬と同様、二人とも還暦である。母は膝があまり良くないのだが、子としてはまた二人で仲良く出かけてもらいたい。アルバムで見た結婚当初の頃みたいに。家に来てもらい、ワインとお茶を飲んだ。二人の宿は吉祥寺のホテルで、タクシーで帰っていった。翌日、中野で線香をあげた両親は店に買い物に来た。また驚いた。


クリスマスが近い。今週は平日も店を開ける。先週から数えると過去最長の10連勤だ。オーナーはその10倍は連勤しているだろうから、自営業はまさに商売が日常なのだなと思う。ちなみにTilleulは27日で今年の営業は終わり。30、31日はSTOUTで店番か。三が日はTilleulかな。相変わらず店の場所は判り難い。目の前の道から見ても、店のドア手前までの動線とドアを開けて店に入るまでの動線では体の向きが180°違う。その方向転換が必要な階段を降りた地点に「一目で判り、他の店の邪魔にならないもの」が必要だ。今のところお客様には「すみません…でもそれがウチの売りなんで」と話している。店のブログをアップしてしまうと、小さい箱用の包装とリボンをせっせと作っている。僕は軽くロンパってはいるが、テンパるのは嫌だ。早く包装が出来ない内は、準備でカバーするしかないだろう。今日は21時までやってます。お暇なら来てよね〜