雨なので家にいる。
一人で考える事に大した事はない。未来は誰にもわからない。『ゴーダ哲学堂』では、60億を越す今生きている人間がいずれ全て入れ替わる事が「豊穣」と表現されていた。栲象さんとお話した時は、今生きている人間が前を向いて横並びで一斉に死に向かって走っているイメージから「怒涛」という言葉が浮かんだ。

たまにそういう事を意識する機会があると、世の中や人生を肯定的に受け入れる事ができる。過去には誰もいない。未来にもまだ誰もいない。少しでも多くの時間をその時の自分に正直に、純粋に生きられますように。暇をつぶして終わるような事になりませんように。めでたい事の少なく、辛い事の多い人生を送りたい。

婆ちゃんからお米と味噌が届いた。