迷惑


朝、twitterでスパムのDMのリンクを踏んだ。フォロワーの皆さんに同じ内容のDMが一斉に飛んだ事に気付かず、フクちゃんの散歩に出かけてしまった。帰宅後対応。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ない。洗濯物を干すときつねの嫁入り。

今日は休日なので店を開けた。

ある小説家が小説でキャラクターを書くコツとして、自分が苦手・嫌いなタイプにすると距離を置いて書けるとラジオで話していた。
自分を投影したキャラクターだと、行動原理を客観的に把握できず正しいと思いすぎてしまい、嫌な小説になってしまう。
なるほど。文章でフィクションを書く場合は使えるコツだと思った。
絵や映画では逆に自分が投影されていないと面白くないと思う。距離感を喪失したような主観の世界に入っていくのが面白い。

夜もフクちゃんの散歩。ほとんど満月の月が出ていて、20年前に弘前で撮影された映画『満月 MR.MOONLIGHT』を思い出す。同じ監督がちょうど今弘前で『津軽百年食堂』の撮影をしているのだ。オリラジ主演らしい。Johnの叫びにも似た独唱から始まるあの曲。暖かな伴奏とコーラスが穏やかで綺麗な月夜の世界と、一人の男を浮かび上がらせる。時任三郎。1990年にタイムスリップしてきた津軽藩の武士。

便秘でガスが溜まっているのか朝から腹の調子が悪い。給料をもらった。フクちゃんを連れて歩きながら、常に無く冷めている自分を意識する。気分が落ち込んでいる訳ではなく、ただ感情が湧いてこない状態である。
自分はフクちゃんに拘束されているのか?と考えてみるが、自分には拘束されるだけの生活は無いし、日常レベルで拘束される程の自分すら無いわと思う。ネガティブな考えのようだが?何にも感じない。どうでもいい。こういう時はかえって仕事がはかどったりする。

でもこれを書いたらワインを飲む事にした。いつも周りの上っ面をキョロキョロと見ては「いいなあ」と何でも都合よく受け入れるのが常なので、こういう時の自分をじっくり楽しむのだ。内向的で自意識が強いのが自分の性質なのである。子供の頃は、いつもぽかんと口を開けっ放しでよく親にしかられた。

明日は明後日の準備をする。色々買い物をする予定。