眼鏡


爆音映画祭アントン・コービンの『コントロール』を観た。一緒に行ったT橋くんは原作本(イアン・カーティスの妻デボラが書いた)を読み終わったばかりということだった。
やはり音楽がよかった。ジョイ・ディヴィジョン他、デヴィッド・ボウイイギー・ポップ、クラフト・ワーク…爆音がまた気持ちいい。リズムを取ってるお客さんもいた。
出演者も皆よかった。同世代の役者ばかり。サム・ライリーは「イアン・カーティスってこんな感じだったのか」と思わせてくれたし、デボラ役のサマンサ・モートンは愛している瑞々しさに溢れていた。アニック・オノレ役のアレクサンドラ・マリア・ララは、誰もが一目で恋に落ちそうな位、美しかった。
上映後T橋くん曰く「映画がどうこうじゃなくて、出演者に共感しまくりのドラマ観てる感じ」同意。どの出演者にも共感できた。違和感を感じさせる役者が一人もいなかった。
イアン・カーティスの事は何も知らなかったが、ナイーブで、芯があって、癲癇持ちだったという事がわかった。私生活の事が歌われている曲があり、ライブパフォーマンスはかっこよかった(に違いない)。
誰もが魅了される、太くて美しい声だった。首を吊って死んだのは23歳だった。そばにいてやりたかった。


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眼鏡をかけたので目が疲れた。