百円なし


もしもロボットが化石になって発見されたら?「Creatures of the Mechazoic Era」


「回転する四次元立方体を三次元に投射したアニメーション」4次元-Wikipedia

店を閉める頃、中学の同期から「飲みに行がねが」と電話が来た。珍しい。金が無くても構わんて事だったので、彼が住む西荻へ。
いつもは南口の戎などで一人で飲んだりしてるらしい。南口界隈の路地をうろついていると、更に奥に入ったところにテーブルが見えた。フィリピン人みたいなおばちゃんが酒を飲んでる。行ってみるとハンサム食堂というタイ料理屋だった。

メニューの裏にはヌードイラスト。綺麗です

メコンウィスキーを飲む。つまみはネーム(生ソーセージ)やガイヤーン(鳥炭火焼)、グリーンカレーなど。「何か魚醤使ったの下さい」と言ったら海老、米、唐辛子、レモン、ニョクマムを発酵させて作ったタレが出てきた。猛烈に臭いが美味かった。湿度の高い空気に合ってた。
仕事の話を聞いた。複数の期間が読めない仕事を抱えている為、休みの日でも仕事について考えると動悸がするらしい。忙し過ぎるので明日は有給をとったと。仕事しかできない人間についてどう思うか話した。自分で納得してたらいいと思うと言った。

彼は背が高く、眼光鋭い男前である。でも若干ぼんやりした目をしていた。同じカウンターで一人で小説を読みながら飲んでる若い女性がいて、たまにこちらを窺ってるようだった。

雨が降ってきて、また止んだ。店のさらに奥にあるトイレから見た店と路地の風景がすごくいいと思った。

ご馳走になった代わりではないが、横山裕一の『ニュー土木』を貸した。結構気に入ったようでよかった。

twitterで金が無いとつぶやいたのに反応してメールをくれた人がいる。有難うございました。