羊、叫ぶ

眠れない が悲観はしていない
むしろうとうと考える時間は好きだ
楽観的なのは必ず眠れると知っているからだ
経験上、自分の仕組はかなり単純だ
健全といってもいい素朴さへの信頼がある
変態性など後天的な指向に過ぎない


才能のある人たちに
時にうんざりしてしまうのは
その人の仕組が気になってしまうからで
それは余計なお世話であり考えるだけ無駄である
むしろ自分もそうなろうとしているのだ
一面的には明確に他人を切り捨て、より一層自分の判断を信じるように
リアリティのすり合わせをするだけなのだから


人生とは心地よい形に寝床を整えようと努力する事だと言ってもいい
ふと気付くと短く眠っていて、寝ぼけながらとても幸せな夢想をする
それはとても単純な夢想で、目が覚めると色がくっきり見えたりする


でも例えば苦しみの真っ只中にいて
何日も眠れなかったら 死にたくなったりしないだろうか

その時考えればいいや
布団干してないので痒い