たいぎだ


酒瓶のシールをきれいに剥し
年中ぶらさがってる風鈴の紙を新しくして
朝、また冷えた布団で寝る


作動中の布団乾燥機の音は同居人みたいな親密さで
それがドキっとする位唐突に止まり静かだ


昼に起き金曜に終わる映画にやっぱりいけなくて
傷跡をコンシーラーで隠してみる。隠れなかった


布団で寝ようと思い掃除機をかけ
邪魔な箱に入ってた化粧品を整理して
冷蔵庫の鶏肉を食べきって
本の整理はしてない


布団で見た夢にはやけに親切な親父が出てきて
野球を観に連れて行ってくれた