よく

​​​​わからないものを、わかるものにしたい欲がある
この世界への好奇心から来る欲は、いいものだ
何より楽しいし、安全に暮らす為に必要な時もある
結果ミサイルを作ってしまったりもするのだろうが
知識欲は発見から生じる、外側から来た刺激への反応である


一方わからないものを、わかるものにしておきたい欲は
世界の認識を狭く、固く、自分に都合のよいものに変えて
生きている事をつまらなくしてしまう
なぜそんな欲があるのかと考えてみると
やっぱり今の閉じた社会で生きるのがしんどいからだろう
我欲は自己保身の為の、内側からの要請である


でも世界はずっと謎だらけで、すごいのである
少し知るだけで、いったいどうなってんだと思う事ばかりだ
それぞれ認識する世界は違っても、同じ世界に生きている
だから何歳になっても、外側に刺激を求めて
わくわくしていていいのだと思う


色んな人が書いた色んな記事を読めるサイトに登録していて
そのサイトcakesというフィルターを通った情報を読んでいる

哲学と冒険
 坂口恭平の超個人的な社会実験だと思う
新しい人間観察
 初回の「自意識のない美人」も魅力的だった
 決め顔のない人が主役の映画が観たい
宇宙に命はあるのか ─ 人類が旅した一千億分の八 ─
 想像力を刺激する正に世界への好奇心である
 しかも著者は阪神ファンらしい
カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座
 エピソードと共に人間の部位に詳しくなる
 実際に部位を見た著者による記述は得難い
人工知能はどのようにして「名人」を超えるのか?
 仕事で作れないかと思って読んで作れないことがわかった
“すこしふしぎ”な科学ルポ
 少し前の今と少し先の今が繋がって想像できる
 何より著者がわくわくしていて楽しい

正直これだけ読めたら、本を買う必要があるのかと思ってしまう
いずれ掲載が取り下げられるかもしれないから、その為だけに買うのかもしれない
新しく始まった「野食ハンターの七転八倒日記」も面白そうである



演劇がなかったら、とっくに捕まっていると思う。小劇場界随一のならず者が、それでも演劇を続ける理由。【MCR 櫻井智也】
これは今度彼女が出演する舞台の、主宰のインタビューだ
パイルドライバーのくだりなど、応援したさ100%になる

「俺の書く話は特別オリジナル性にあふれているわけじゃない。いわゆる普通の話しかできないです。ただその分、“わかるやつだけわかればいいんだ”ってのはやめようとはずっと思ってました。わけのわからないババアが来てもそれなりに面白かったって言えるものにしなくちゃいけないって。メロディはよくあるJ-POPなんだけど、よく聴いたら歌詞は初期パンに通じる毒々しさがあるというか。口当たりはいいけど喉越しは悪いものが書ければ、という気持ちはあります」

自分が認識した面白さを、自分にしかわからないように伝えて何になる?
自己満足、独りよがりになります
彼女のセリフ覚えを手伝いながら読んだ台本はとても面白い
彼女は妊娠中にオナニーがやめられず悩んでいる妻役だ


彼女は素敵な両親のおかげもあり
役者になる前から、ずっと世界と向き合ってきた
この世界の生き物として、真剣に生きようとし続けている
だから役としてオナニーがやめられない事とも真剣に向き合う
本気で悩み、全力で舞台上でぶつけてくるのである
ハマり役だと思う。あて書きなのではとさえ思った
オナニーはやめられない事ないと思うし
どんな役も全力で楽しもうとするかっちょいい女なのだが


ともあれ明日小屋入りだ
久々に彼女の舞台が観られるので
わくわくしている

・MCR - 堀が濡れそぼつ -

自分以上に堀に感情移入できる客はいないと思う


全然関係ないが
ラース・フォン・トリアーの映画は
誰を幸せにするのだろう

と思ったら新作を作っていた
イムリーだ