何だこれは。


電車を待っていると


これは…?この「World TAG」調べてみると
スイスのソキマットという企業のIC(RFID)タグだった。
RFIDとは「ID情報を埋め込んだタグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm〜数m)の無線通信によって情報をやりとりするもの、および技術全般」だそうでSuicaも広義ではRFIDの一種だそうだ。

非常停止ボタンのICタグ。テツの方には常識なんだろうか。
「非上2K、4-RPK、上本SG2」はここの駅での共通語なんだろうなあ。
業界人気分。


今日は3月の舞台の稽古だった。
脚本の『花の寺』は難解で、ストレッチの後は脚本の解釈に時間を使う。
例えば「…石女、夜児を産むか。」というセリフがある。
文脈からは役の気持ちはなんとなく判るし「場に応じた気の利いたセリフなのだな」とは判る。
でも語源はというと

⇒石女夜生児
うまずめが夜中に子供を生む。石女は情識を超えた非思量の境界のたとえ。夜は知覚以前の非思量のこと。子は現実の事象。現実の全ての事象が、非思量の真如実相の顕現であるという意。(大修館書店『禅学大辞典』より)

  • →非思量

思量という意識活動を除去するかのような意識状態ではなくて、脱落の思量であり、思量しながらも、その思量に伴うとらわれを脱した思量である。(『正法眼蔵』「坐禅箴」巻)

  • →真如実相

万有の本体であり、永久不変、平等無差別なもの。すなわち、涅槃(ねはん)・法身・仏性をいう。(大辞泉より)


学術的にいくと疲れる。
でも時間に追われる大人たちが集まり脚本のごく一部分にこだわり
腹に落ちるまで話し合うことは贅沢でもあり。


楽しかった。共演者も演出家も長年芝居や舞台に関わっている一方
個人的に経験豊富でもおかしくない年齢の方々(自分も含む)。
面白くないわけはない。

今までは音響だったり撮影だったり外側から見ていたが
演者・演出家にとっては解釈は正に「自分事」。
宣伝したくもなりますわ。

「花の寺」難しい事抜きでも面白いです。

皆今までこんな経験してきたのかあ。そりゃあやめられないわ。

よくわからんががんばるぞ!