デブ

自分は太っている人を見るのが大好きである。人間は猫、犬、兎などの巨大な肥満体を「かわいい」と感じるが、同様の状態の人には嫌悪感を抱くのが普通のようだ。太っている人はその人自身の幸せを謳歌しているようで、むかつくんだろうと思う(副甲状腺の病気の人などもいる事に注意しよう)

そもそも、たまたま目に入る他人の事など何にも解らないので勝手に決め付けて判断するのが常であろう。

資本主義の弊害なのか、相変わらず先進国の芸能界で見目良いとされる人達はガリガリスマートである。子供の頃肥満児だった自分の経験を省みると、肥満体は確かに動きづらい。でも自分の動く範囲、運動量を決めてしまえば、何の不自由もない。

そもそも質量の大きいものには引力が大きく働く筈なのだ。木星がどうとかいうまでもなく、引き付けられる。一般的には肥満は自律の意識が足りてないと言われたりするが、自律の基準はどこからきたの?と言えば、ただの思い込みに過ぎない。

自分の肉体を肥満体でキープしたいと思う人にとっては、太っている事は自律の結果である。資本主義というのはフットワーク軽く、伝統的な肉体美を賛美するような側面がある。

ほっとけ。と思う。だが自分の肉体を肥満にしたくないと思う自分も、すっかり毒されているとは思う。まあいいか。山本政志を観て、また買い物なり出かければいいのだ。だいぶ人口は減ってきたけど、それはそれで。

(付記)最後はもう酩酊状態なのか、自分でも意味が判らない。