風呂ロック


先日DOMMUNEで知った七尾旅人が出るというので初めて行ってみた。流石人気イベント、満員である。外国人の姿もチラホラ。男湯、女湯の入口と脱衣所は分かれているが浴場はオープンスペース。靴は脱ぐ。入口で物販、脱衣所で飲食販売(洗い場で飲み食いOK)靴下に浴場のタイルが変な感じ。オールスタンディングのイベントだったので、浴場にぎゅう詰めで高い位置のステージを観た。

七尾旅人は声がいい。囁き、叫び、鋭く吐く息、口笛、声色、叫び声、語りとメリハリの効いた自由自在な声の使い方をする。また歌、トーク、オーディエンスに対するリアクション、全て継ぎ目無く流れていくのが面白い。エフェクターなど(よく知らないけど)機械も自在にこなして、気持ちいい音楽が浴場に響き渡っていた。遠目でよく見えなかったけど、自然体でよかった。音楽の才能の塊だと思った。リアルタイムに特化した演奏スタイルである。毎日新しい曲を作っているそうで、公式HPからの直売を始めたという。ライブもそうだが、音楽の発信の仕方がtwitterっぽいと思った。それができちゃうってやっぱりすごい。
TAVITO.NET

トリオフォーのひかるさんこと山下陽光さんを連想。彼も高円寺の素人の乱でショップをやったり、文筆活動もしている。ホナちゃん絡みで知り、高円寺の「場ショップ」で知り合ったのだが、彼もコミュニケーション力が異常に高く、親和性があって自然体である。現代的なパフォーマーの才能って、リアルタイム性が有り、多才である事が特徴的なのかなと思った。そういえば顔も似ているような。ギョロっとした目付。

チョロズム出版 (山下陽光の企画)