東広島の西条で3百年続く酒造「白牡丹」の原酒。上品な甘さと喉にひりっとくる強い酒。すこぶる旨い。棟方志功も愛飲していたらしい。手作りのつまみとチーズと共に、十年来の友達が持って来てくれた。一足早い誕生日祝である。

とにかく沢山の話をした。飲み倒していた学生の頃の話。今友達が指導を受けている先生の話。先にいってしまった友達の話。
直感に秀でており、とても真面目な人である。酔っ払いながらかけがえのない友人とはこういう人を指すのだなあと思った。

なぜか手相を見てもらった。自分は面食いで、エロ線がなく、かなり複雑な結婚線があり晩婚、ご先祖様に強く守られているらしい。何故手相が見られるのかと訊ねると、友達に見て欲しいと言われるので勉強したという。とても真面目なのである。

それに対し自分は水のような性質で酉年である。だから酒を飲むのはもう仕方ないのだと、おバカな話をした覚えがある。とてもおバカなのである。ともあれ楽しい酒だった。有難う。