断絶


朝から雨。二日酔で散歩。先日の雨とは違い、心が内向きになる。19日に荒川修作さんが亡くなったそうだ。「死ぬのは法律違反です」全然知らないが、死の意味が凡人とは全く違う人だったのだろう。機会があれば三鷹天命反転住宅にお泊りしたいと思う。土日ばっかだけど。

昼に雨はあがったが、ぼんやりしていた。言葉の意味が頭の中にはっきり形作られない。シナプスの流れが途絶えたような、意味が孤立してあるような状態だった。高橋源一郎氏の『悪と戦う』を読んだ。初めて見る文体。でもすっすと入っては流れていく。ずっとミアちゃんの顔が引っかかっていた。文章を作る姿勢が芸術家だと思った。頭に残るものはあったが、はっきりと認識できなかった。また読もうと思った。

仮眠をして起きる直前、暗闇の中に言葉を無限に読み取れる事を知った。「ああ、こうやって言葉は意識にあがるんだ」という感じ。視覚では暗闇なんだけど「ひだ」や「濃淡」があり、意識してやると好きな(感じの)言葉が自由に浮かび上がってくる。ちょっと仕組みを知った感じ。