スイカ

STOUTは一年中ドアが開け放しなので夏は非常に暑い。小さなクーラー1台と、扇風機3台をかけているがとても追いつかず、お客さんも一回りするとすぐに出て行ってしまう。店番中は銭湯の番台に座ってるようである。冬はものすごくトイレに行きたくなるが、夏は汗が出るので平気なのである。

大家さんがスイカをくれた。熱中症に気を付けてと、いつも何かしら差し入れをくれるので有り難い。食べやすいサイズに切り分けられたスイカは、すごく甘くて美味かった。店番中なのでつい、種を吐き出すのを省略してしまい、結果ハライタウェーブがやってきた。接客など、何かしてないとヤバイのでお客さんがいない時はtwitterでごまかしているとオーナーから1時間延長の連絡が。

…ぬ、ぬおあああああ!残業決定ー!!less than a minute ago via web

結局セーフだったんだけど。

明晩の夜行バスで帰省するので、冷蔵庫の中を空にした。調味料でも食材でも使い切るのは気持ちがいい。フクちゃんの散歩の後、スプツニ子のDVDを見てたらテンションが上がって酔っ払ってしまった。

この作品で彼女を知ったのだが、好きか嫌いかといえば大好きである。幼年時に江口寿の『ストップ!! ひばりくん!』に感化され、小学生にして尾鮭あさみの作品を角川ルビー文庫で読んでいた自分であるからして仕方ない。
まだ数回しか聴いてないのに、散歩しながら"Google Song"が口をついて出る位、彼女の歌はシンプルで聞き取りやすく、覚えやすい。"Child Producing Machine"に込められた「生理の苦痛に耐える位ならサイボーグになりたい」という主張もグッとくるが、「ラマーズ砲」などの目を見張る発明もあり、完成度が高い(補足:出産をエネルギー源としてラマーズ砲から発射される「子供にあたるもの」が、障害物はおろか最終的には赤子の玩具すら破壊し、残っていた「罪悪感のようなもの」もきれいさっぱり、みたいな。多分)。
このクレバーなバカっぽさは『DJメガネスクラッチ』にも通じる児戯的なものでもあり、フェミニストとしての本気の主張でもあるのである。バカっぽさ最高。
毎回自作自演しているのだが、作品毎にキャラクターがしっかり作り上げられており、パフォーマーとしてもプロフェッショナルである。上記のビデオの肌の質感をみて「きれいな男の子だな」と思ったくらいだ。すごい。
他の作品も見てDVDに収録されている他の作品も、結構webに上がってるので観てみるがよろし。mixiの歌やskypeの歌など、作曲、アニメーションのセンスのよさと、押し付けがましくない主張に人柄を感じます。でも"Wakki Song"や"Tanto Tanto Mangiare"の可愛いところが一番好き。ね、ハマッてるでしょ。
Sputniko! Official Website
知れば知るほど感心してしまいますな。