失くした

未明にPCが直る。また止まるのが嫌なので電源つけっ放しで、ブログを遡って書いてみた。記憶が空白だらけで空しくなった

100万人のデモって凄過ぎるだろう

恋愛を学ぶなんてナンセンスなようだが、そんな気分で読んでます

なるほどこうやるのか


映画が千円なので夕方、新宿に出た。園子温の最新作『冷たい熱帯魚』は既に満席、立ち見だったので夜の回を買い、瀬田なつき監督の『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』観た。原作は知らないけど心を失くした二人の姿は、自分も含めて観る人に重なる部分もあるのだろうが、終始傍観している感覚。センスというか清潔感が溢れていて好感度は高い。
鈴木卓爾さんが「いつもの感じ」でよかった。やはり物語は自分に近い人寄りで見てしまう。

続けて夜、『冷たい熱帯魚』を観た。強烈なキャラクター。何度も何度も爆笑させられた。でんでんは『CURE』の催眠暗示にかけられて同僚を殺してしまう警官役が印象に残っていた。こちらもいつも通りのようなのが凄い。怖い。キャラクターに慣れた後でも笑えた。
笑う一方で、みんな異様な迫力で圧倒される。吹越満は郷土の誇り。受けの演技。凶変するまで/してからの暴走。見事だった。神楽坂恵演じる愛子の性愛に生きる姿に感動した。黒沢あすかはおっぱいばかり見てしまったのでもう一度見ねばなるまい。梶原ひかりの目力。好意、敵意、喜び、苛立ちが「子供らしく」表現できていてうまいなあと思った。渡辺哲は予想を裏切らず安心する一方でキャラ的には意外性がない役。諏訪太郎も出てくるだけで笑ってしまうのは刷り込みか。
見せるとかヌルヌルとかどストレートなのとか、エロスでも存分に楽しませてもらった。

自分が思う最高の芝居は「いつも通りに見える」事だ。それは役者がどんな役でも毎回同じように振舞う事ではなく、与えられた役柄でいる様子が「この人いつもこんなんだろうな」と感じさせてしまうという事なのだった。「この人」はあくまで役としての人間の事で、それを演じる人の事ではない。

説明が下手糞でごめんなさい。
イッセー尾形柄本明山崎努役所広司、でんでん。

テアトル新宿には映画に関するインタビュー記事がたくさん貼られていて、監督、出演者の思いが語られていた。吹越満は今でも俳優になりたいと思い芝居を続けているそうだ。園子温は渡辺哲を主役にした面白そうな映画の話をしていた。上映前には園監督の次回作の予告編が流れ、早くも場内からは笑いが漏れていた。ラース・フォン・トリアーの『アンチクライスト』も凄そうなのだが「観なきゃだめ?」と諦めが混じりながらも弱気になった。

吉祥寺に帰ってドアを開けようとしたら、家の鍵が無かった。

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僕の方法は、まったく明らかにしないという方法だ。僕の方法は、できる限りの混乱を作り出すことだ。それによって俳優は自力でやらなきゃってことを思い知り、僕が彼らに言うべきことは何もない。less than a minute ago via small-time strip-club