静か


渋谷のBunkamuraの向こうに行った。いきなり人ごみが消えて静かになるので驚いた。T浦さん元気かな。
『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』UPLINKの最終上映を観に行った。安楽椅子の使い方を隣の熟女に尋ねられる。映画はAVを全然観ないので勉強になった。代々木氏の本質を求める姿勢は芸術家と一緒だと思う。出演者は余計なものが剥ぎ取られ、自分を他人に明け渡せる状態が求められる。結果として、出演者はしがらみやストレス、無意識にあるタブーやトラウマから解放されたように見える。
その解放感は多分一時的なもので、自分が初めて眉毛を剃った時に感じたものとも繋がっている。全く新しい経験、芸術に感動する事、驚くほど美味しいものを食べる、よいSEXなどの度に、解放感を味わう事ができるのだろう。知る事もそうだ。作る事もそう。
代々木氏が求めていると監督が思ったオーガズムの奥に見えるもの、自分は無だと思う。毎日積み重なっていくものから時に解放され、また積み重なるの繰り返しが続く。代々木氏の「いく時は相手の目を見て」というのは交わる時の礼儀と考えてるんだなと思った。人によってはストレスになるので注意が必要である。熟女は腰を押さえて帰っていった。

YOYOCHU上映の時、予告編が流れていた。面白そうなドキュメンタリー

笑った。前の晩はこれを見てやすらかに眠れた。

やっぱ遮断する事でいけるんだな