バターロール

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参考まで

そんな過去があったんだ

映像編集は相変わらず日単位で時間がかかる。このスピードでは仕事は取れない。結局交換を諦めた上位のCPUがほんとに壊れているのか調べたいが、今のところ手は無い。知人から連絡が有り、ノートPCがもらえるかもしれないが、いつになるか判らない。犬の散歩や前日までのブログを書く。ネットを切断し、一番時間がかかる動画のコーディングに入る。完了予定は明日。


部屋の掃除、洗濯などする。買っておいた安いワインを飲む。お腹が空いて冷蔵庫にあった豆腐やキムチ、もやしや卵を調理して食べる。その後でパンを食べた。袋に何個も入ったお得用のバターロールだ。買い置きを食べきると、近所のスーパーでまた半額になっているのを走って買ってきて全て食べた。思考停止。
吐こうとした。太りたくはないらしい。でも大量のバターロールが胃や食道を隙間無く占領していて、どんなに水をがぶ飲みして頑張っても吐けなかった。手を突っ込み過ぎたのか顎関節を痛め口が大きく開かなくなり、諦めた。夜になっていた。

多分、慣れないダイエットを続けていた事や、PCの改善がうまくいかず限界に行き当たった事などがストレスだったのだろうが、安ワインの酔いが過食を後押ししたのかもしれない。咎めてくれる人もおらず、お花見日和の陽気もあったか。テレビではマツコデラックスが「あるDNAが欠如してる人は幸福感を感じる事ができない。顕著に現れる特徴は過食による肥満」と言っていた。はっはっは、便利。それを確かめる機会は絶対に来ない。

コーディングは続く。編集済み2時間超のHDVをDVDに圧縮して入れる為の変換作業。来日したジェーン・バーキンが歌っていた一方、胃が消化を始め身体に贅肉がついていった。顎の下、太腿、顔、腹。緩やかだが確実に太っていくのを観察。西荻窪の古本屋で買った『1000の小説とバックベアード』を読んだ。「何も信じていない」小説家に憧れる27歳の独身男が主人公の冒険SF小説
その男は「小説を書くような心で書いたら、それはもう小説なのだから」と言う。設定、登場人物、ストーリー、表現、全てが嫌であっという間に読んでしまった。馬鹿にされているような気分になった。きっとこの小説の作者に自分に似ているものを感じたのだろう。自分の嫌なところをわざわざ形にして見せられている気がした。

部屋の中で「その場駆け足」をした。馬鹿馬鹿しい事がしたかったのだ。アパートの他の部屋の人を脅かさないように、座布団の上で腕を振り、脚を上げる。大した運動ではないのだが、30分続けたらそれなりに筋肉が疲労した。本当は夜が明けるまで続けたかったのだが、あまりに退屈でやめた。PCの明りで壁に映る影の動きが馬鹿馬鹿しかった。

「消化しきってやる」と思った。思わずともする。