ぼくの細道


数日前、友人宅で行われた辛いもの食べる&余った日本酒を処理する会に行ってきた。料理人の腕は確かでどれも美味辛、酒も上等。久しぶりに安らぐ。

今月はやりたい事が殆どできず、荒れた。自転車も撤去され、毎日よく歩いているがそれはよい。見込み違いの自覚はあれど、ストレスが溜まっていくのがまずい。


研究者の信念、政治家と実業家の思惑。原発はよくわからないまま導入されたらしい。震災までよく保ったもんだ。

個人的な考えだが、信念が有っても無くても、自分の生き方を行動で示せない人は、他人に利用されてしまうようである。もちろん示せたからといってうまくいくとは限らない。

何となくつけたテレビを、違和感の為に見続けてしまう事がある。『おくのほそ道〜池田満寿夫 みちのく紀行〜 1989年6月14日 放送』を観た。感じた理由は画家によるナレーションにあった。感覚に基づく主観的な言葉で、アナウンサーのように流暢ではないが率直に語られていた。

松尾芭蕉。不易流行。「不易」は永遠に変わらない芸術の精神だそうだ。「流行」は新しみを求めて時とともに変化するもの。流行の根っこにも不易がある。人間だもの。

旅を続けては詩魂を磨いた芭蕉の求道性。彼は俳諧によって同時代性もあり普遍性もある、強力な芸術作品を残した。夢は枯野を駆け巡るなんて、そこまでやった人だから言える言葉である。


作業の合間にテレビを観れるのは、レンダリングとかプレビュー用の書き出しに時間がかかってしまうからである。自分やPCの性能(お金とか計画性とか)に起因するものなので、ガムシャラにあくせく作業して長時間、というのとは違って達成感もなく、空しい。
健康保険の請求書が来たので見ると50万。会社を辞めた翌年の分だ。市民税と合わせると百万位になる。分不相応な金をもらっていたものだ。

あと7日で生まれてから111111日である。