幽霊でげす

誰かに知られていた行為を
一切やめたら幽霊になる
僕はもう死んでいた


しばらくの間死んでいた
そして昔からこっそり一人でいいことするのが好きだった


舞台ではそんな姿にもスポットがあてられて
恥ずかしくてたまらなかった
ある意味快感でもある
表方、裏方は関係なく
舞台は現実だった
つきつけられるものをかわす余裕もなく


終わると現実を日常に変えて楽しみ始めた
感情をそのまま感じるのがつらいから
楽しむ事でバリアーをはる


そしたら死んでた
おお、なんて骨体


恐る恐るでも関わりを持つ事を知ってしまうと
もう戻れない。皆、すごい
本当に尊敬してしまう


こっそりいいことはこれからも楽しいだろうけど
今、あまりそういうのはなくて残念



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