ダメなやつ

仕事の後、ライブを観た帰り
電車に乗るのがイヤで歩く道すがら
コンビニで酒を買って飲んだ


楽しかったから
ライブもその後出かけた図書館も
よく歩いて帰った井之頭通りも
どんどん楽しくなって酒が止まらなくなり
気付いたら歩きながらパンを食べていた
朝になっていた


体調はよいが記憶はないし鞄もない
家でネットを確認すると
twitterには悪い意味で楽しそうなつぶやきが
調子に乗っていた
遺失物届を出し、携帯を拾ってくれた方から受取り
仕事をし、久しぶりのヨガをし、暗く過ごした


なぜ電車に乗らなかったのか
自転車は万が一なくすとイヤだったので置いていた
楽しくほろ酔いのまま家まで歩けると思っていたのだ
夜は長く、コンビニはたくさん有り酒も途切れない
急速に血液にアルコールが入っていき目的を忘れた


自分が夜と一体化したような感じ
楽しいことしか存在していないような感じ
楽しんでいる事を知らしめたい感じ(ザ・迷惑)


酒乱で「悪霊がついている」とまで言われた祖父同様に
遊んだり自分を楽しませるのがヘタだ
それは他との距離感がうまくとれていなかったり
言葉で理解しがちなのに言葉を信用していなかったり
つまり努力が足りない愚鈍ということなのだけど
その為に楽しさを感じた時、どうすべきか分からず極端に走る
自分の価値を見いだせないまま、他の価値まで貶めようとする
加えてお調子者の存在これを無粋という


そんなゲスな下手糞でも
生かしてもらえている