舟を編む

数日前、huluで『舟を編む』という映画を観た。
2013年公開の映画で、新作のカテゴリに入っていた。
出版社で辞書を作る人にまつわる話で、観たかった作品。
これを書く前にまた観た。


演出も演技も猫もアパートもよくて励まされる。
自分で失ったものを目の当たりにして俯かされる。
小劇場的には、伊佐山さんがカメラを眼で押したり
外波山さんが目線で仕事したりしていた。


馬締光也:松田龍平
林香具矢:宮崎あおい
西岡正志:オダギリジョー
岸辺みどり:黒木華
タケ:渡辺美佐子
三好麗美池脇千鶴
村越局長:鶴見辰吾
佐々木薫:伊佐山ひろ子
松本千恵:八千草薫
荒木公平:小林薫
松本朋佑:加藤剛


池脇千鶴も20年前にはすごく普通にいそうなOLでよかった。
オダギリジョーもダサいというより、しっかりキモかった。
主演の二人が出会うシーンは、説得力抜群だった。
僕は『ガープの世界』みたいに、作品の中でたっぷり時間が流れる映画が好きだ。
好きな登場人物が歳をとっていくのを観ていたいのだった。


横濱さんがメイキングを撮っているそうだ。