イベント

座・高円寺2での舞踏公演が終わって
年内のイベントは結婚式だけになった。


今年舞台に関わったのは
映像1回、チラシ作成1回
照明2回、舞台監督1回
照明は即興で遊ばせてもらい
舞台監督は家族の兄気分を味わった
妻の共演者とよく飲んだ。


舞台以外では入籍、沖縄旅行があった
周りも結婚、再婚、出産があった
京都に妻に会いに行ったりもして
いずれにせよよく飲んだ
酒を飲むのは、
舞台をやる事に含まれている
飲めない妻の体調は注意せねばならぬ。


テレビを観なくなって久しい
本を少しずつ読むようになった
妻のお父さんが新しい小説を世に出して、めでたい。
まだ読んでないがめちゃめちゃ面白そうである
師匠が死んだ高森くんは、師匠の事を書き始めている。
職場の猫も死に、世界には死があふれている
不足が生じたように感じる時、存在は動きはじめる
世界と向き合う中でも、言葉で伝える事に改めて
顔を向けさせられている。


欲望は不足を意識すると生じると言われる
でも、ただ忘我したいという欲望もある
生きていく為に頑張る事(生活)と共に
子供のように夢中になれる事がないと
生きていけないのだと思う。


夢中になれる事は、本当に、何でもよい
無意味、余剰、理解不能であってもよい
意味を見出そうとするのが人間だけど
見出されるものはいつも仮定である
娯楽でも、芸術でなくてもよい
大真面目に真剣にやれるなら、髭を抜く事でもよい
人間が海鼠から進化してきたのは
必要のないことに夢中になるためなのだ
一生懸命にやる仮定はすばらしい


生活は快楽と苦痛に支配されているから
衝突は仕方がない
でもどんな主張も同じ事をいっている
I'm here.私はここに生きているという事


映像でも伝えきれない
そこに生きていたという事を
解像度も画角も奥行も異なる
言葉で紡がれる想像を映す受像機に
今生きている瞬間を誰かと共有する為に


年内にもうひとつイベントがあった
帰省して雪かきをする
生活に夢中になれる事を見つけるのはたのしい