また会う日だね


文京区は江戸川橋に4×5(シノゴ)というアトリエがオープンした。4人の写真家が4年前からシェアしている場所に改めて名前を付け心機一転、今後は「二重にがんばるぞ!」という事でオープニングパーティである。(名前の正しい由来はコチラでご確認下さい)
早稲田から程近く、馴染み深い場所だ。大学の友人ホナガヨウコが踊るので、むしろそちらを目的に自転車で出かけた。「抜弁天道なり左、若松町大久保通り横切る 喜久井町で左折、早稲田を抜けて新目白通りへ 鶴牧町手前で左折川沿いを左へ」PCから携帯に送った道案内である。抜弁天までは五日市街道、青梅街道バイパスと馴染みのルート。鶴牧町の暗がりで警官に「ライト点けてください」と言われる。はて、自動点灯のはずだが。20時半。神田川沿いの桜を見ながらアトリエを探す。あら、やっぱりライト点かない。二階の窓から髪の長い女性も桜を眺めている。あ、あそこか。表に回ると道まで人が溢れ50人近くが出たり入ったりしていた。様子を見て入る。ホナちゃんを捕まえて話した後、ワインを頂き展示を一回り。アトリエは2階建てで、写真展示の奥では映像が映写され、階段を上がると肉を焼いていた。ハンバーガーが振舞われている。21時過ぎにホナちゃんの「くせになるダンス」が始まったので肉の焼ける匂いを嗅ぎながら見た。観客の癖を訊き、それを即興でダンスにして踊る。twitterにも書いたが、迷いの無い動きと無駄の無い体に感心した。更に人懐っこく知性的な人柄が表れている。自然である。会場からも温かい拍手。汗だくのホナちゃんとまた話して、会場を後にした。今月末には川崎で彼女の企画公演があるが行けない。会えて良かった。

帰り道、雨。街道沿いには数箇所交番が有る。「ノンストップで(出来るだけ早く)帰ろう」と決め、ゲーム開始。目を皿にして自転車を漕いだ。一度、対向車線から来た時は「しまった!」と思った。減速してたが追っかけて来ないので「さては」と慎重に進めると、案の定環八の向こうでもう一台張っていた。タイミングよく走り出したので自転車を降り、そ知らぬ顔でやり過ごし、先を急いで環八横断。昔ファミコンRPGゲーム『MOTHER』の動物園で、「スターマンのむすこ」を倒したものの残りのHPが1の状態で街に戻った時の緊張感を思い出した。小一時間で帰宅。勝った。
4×5(シノゴ)に行く前は『ドン・キホーテ前編』を読み、図書館に返却する前は母にランプベルジェオイルを送った。その前は郵便局で用事を済ませキムチなど買う前に携帯ショップで久々に駄菓子のつかみ取りをした。朝、フクちゃんと遊んで汚れたカッパを洗濯したら、携帯も洗濯してしまった。