とほほ

日中、昨日に引き続き部屋にこもり『インビクタス』『めがね』視聴。イーストウッドが問うてくる人間の尊厳に関する物語はいつもずしーんと重いけど、多分娯楽なのである。ラグビーの体が軋む音が格好良かった。マット・デイモンの筋肉も説得力があった。
『プール』は既に観ていたので、小林聡美が「普通の人」側で描かれているのがちょっと意外だった。舞台は南の島なのだが、美しい自然みたいな見せ方が無くてよかった。犬のコージはメスなのだろうか。なんかそういう日常的な事が気になる映画だった。
悪夢的に暑い部屋で朦朧としながら2本観て、役者は人柄なのだなあと思った。

幡ヶ谷forestlimitへ、みなみりょうへい主催企画「Contemporalia」を観に行った。
面白すぎた。

Dance:
関かおり
映像:
山下洋一郎※映像観れます
Live:
ゼット・ジャパン
○ Mr.Understand(みなみりょうへい君のバンド)
Deco:
20TN!
DJ:
D J 置石


forestlimit_contemporalia_1(Ustアーカイブ

DJ置石は独特の味があってよい。なんか素朴だ。20TN!の会場のデコがまたカッコ良くて最高にいい雰囲気だった。スクリーンの無限回廊見ながらビール飲んで溶けた。mogragの面々やコマジャンキング出場者なども来た。
山下洋一郎の「スピード感を第一に、時間をかけない映像制作」朗らかで良かった。笑いのセンスいいなあ。いつか時間をかけた作品も観てみたい。
関かおりは小柄で細いが、おかっぱ頭から異様に充実した首の筋肉が覗き、こりゃやる人だなと思ったらやる人だった。痙攣と弛緩。振動が速すぎて暗がりに残像が見える。あっちに行ってる時の表情がもの凄い。最後は失禁まで見せてくれた。(過去の作品の説明を見てもとてもいい世界観をお持ちのようである)
ゼット・ジャパン。エレキギターとfuckしやがった。それもどAVな表現で。手の込んだ準備も含めて笑いが止まらなかった。もう、世界は嘘だらけだと改めて思わせる位やりきってくれた。
Mr.Understand。みなみりょうへいの世界は次元が違う。形容じゃなくて本当にこことは違う世界を見せてくれる。そしてかわいい。けど人間の命や存在自体ですら、気を抜いたら消されてしまうような緊張感があった。自分は詳しくないが、3人の演奏スタイルがかっこよかった。照明の効果もバッチシ。トリップびょんびょん。


吉祥寺に戻り、日を跨いでのフク散歩。朝洗ったので毛がサラサラしていて気持ちいい。まだまだ知らない面白いものが無数にあるんだろうなあ。面白いなあトホホ。謙虚になれと自分に言い聞かす。