日曜日
ニール・ヤングのニューアルバムより。「遠藤賢司を追いかけてるようにも聴こえるような」という佐野史郎氏の感想。そうかもと思った
土偶は3日目にしてようやく面白いかもという形が作れた。パーツと組み合わせなんだやっぱり。一続きでまるっと作れたらいいのだがそれは空洞ゆえ難しい。ある程度固まってから掘るのは時間がかかるし割れる気がする。
代官山にKa Na Ta×ホナガヨウコ企画を観に行った。例の如く渋谷から歩く。iPhoneがないので家を出る前に場所と道順を覚えておく。PCを使ってる内に漢字が書けなくなった事を思う。渋谷も代官山も迷った経験は山のようにあるからか無事着いた。
公演はこの日だけ。会場は満員だった。ファッション絡みでもあり、袈裟みたいなの着てる人もちらほら。舞台は白い壁に囲まれた二つの部屋が仕切りも無く地続きである。奥の部屋には赤いソファ。隣にはバルコニーのような空間があり、手前の部屋には窓、ドア、ソファーベッドがある。客席から見えない死角もある。4台の8ミリ映写機が舞台に向けて置いてある。タイトルは『透明な透明』
8ミリ映像の映写から始まった。晴れた日の水面がキラキラしてる映像は綺麗だなあと思った。以降演者の動きや音楽のタイミングに合わせて時折映し出される。ホナちゃん含む4人の女性による「体出演」は、互いの関係の変化が早く飽きさせない。彼女たちが「何を見ているのか」が解読のヒントなのだった。動きは「女」、子供、その二つ合わせて生まれる儚さだったり、単体での嫉妬や拒絶、好き、楽しいといったものを感じた。
昔好き同士だった二人の内一人が相手を嫌いになり、嫌いになった一人の事がまだ好きな一人の見えない世界にふわっと行ってしまう。残された一人はどうする事もできないのが切ない。また別の一人がふわっとやってきては遊びに誘ってくれて笑顔を取り戻すがまたふわっと消えてしまう。最初に嫌いになった一人はいなくなった先で出会った一人を好きになるが片思い。しかも嫌いになった一人と同じような事をされて絶望する。
切ない物語の絵本を見ているような40分だった。ホナちゃん以外の3人の振付は彼女のだとすぐ判るハッピーでかわいらしいものが多かった一方、ホナちゃんの動きは過敏な針がネガティブに触れたようなクレイジーで暴力的なものだった。面白かった。
雨が降ってきた。新宿に向かう途中「YOKO KAWAMOTO 川元陽子展」を覘く。PC上だと写真と見紛うリアルな画だが、実際見るとある感情に昇華されたイメージなのだった。どの画も物凄くいい天気。平和な静けさがある。置き捨てられ朽ちていく車や資材のある風景ばかりなのだが「それでいいのだ」という安堵感が素晴らしいと思った。金無いのに写真集を買った。
川元陽子
「渋谷、原宿、で新宿だな」と思ってたら「代々木?!」と慌てて歌舞伎町の新宿Fu-まで走る。明治通り、いつもチャリなので代々木って意識してなかった。何とか前説中に会場に入れた。オフィス怪人社のライブである。ゑびすでもお世話になったIKKANさん主催。きららさんも虹組キララとして出ている。新人からテレビで見たことある芸人まで相変わらず幅広い。そして面白い。中でも一番「いいなあ」と思った芸人の動画↓
ネットでもライブやってほしい
吉祥寺に戻りフクちゃんの散歩をしてたら二人してウンコを踏んでしまった。あれあれと思ってたら飲み友達が通りかかり、近くで鍋やってるから、と流す水をもらってきてくれた。お礼を言いにその家まで行くと先日陶芸用の台を運んでる時に遭遇した人がいて「あ、陶芸家の!」と言われた。他に初対面の人達もいる中、冗談がそのまま広がっていくのを見た。もちろん売れる程のものは作れないが、趣味と言える段階ではある。