備忘録

答は全て途中だ 全ての答は過程にあるともいえる例外は学問をしている時だけで 中でも数学は数という揺るぎない仮想の話なので 数学上の答はそれ以外あり得ない終着としての答だ でも学問の対象が現実の事象になると途端に その学問上の答は途中になる経験則…

エゴ

この世の知識を生物が知覚すると ある場所でその経験が藻になる その藻は柱状に積みあがって乾燥していく そこでその藻を食べる一族がいるのだが 一族の子供の中には食べるのを嫌がるのもいる ただ美味しいだけのお菓子が食べたいのである ある日…という夢を…

潮時

数年webデザインもDTPもやってないので 感覚はだいぶわからなくなっていると思う やってないので、何がわからなくなってるのかわからないけど そういうのは得手不得手は関係なく、漢字が書けなくなったり ラグビーができなくなったりすることに似ている 習慣…

Places We Won't Walk

娘の誕生日は、自宅で仕事だった これという誕生日プレゼントはなく 仕事の合間に娘の写真を見ながら 彼女と桃と梨を食べた 彼女の実家でもお祝いしてくれた 娘の命日には、実家から花と菓子が届いた うちでも花を買い足し飾って いつもの線香の後、薔薇のお…

大地康雄はいい

深川通り魔殺人事件のドラマで 犯人を演じた大地康雄を Tシャツにしたというメルマガが来た お知らせがきた時点で大人気らしかった 作ったテロファクトリーというのは 以前阿部定のTシャツを買ったところだ そういえばあのシャツはどこにいったんだろう 画…

彼女は当然の権利を主張する

浜比嘉島に泊まった日 食事ができる店を探していた時 たまたま見つけたタコライス店の 猫がたむろする店の脇に駐車して 入口のドアに張られた貼り紙に 17:00〜とあるのを見て あ、まだやってないわと戻ろうとしたら 彼女に違うよと止められてよく見ると バイ…

まつりごとの話

昨日はとても暑かった。 昼前にメルカリで売れた本を出そうと 郵便局に行った時、道ですれ違ったおっさんが喚いた。 「お前らみたいなのがお祭やってるのを見ると 俺は腹が立ってしょうがねえんだよ!」とか そんな事を言っていた。 昨日は平日でお祭などや…

予定

新婚旅行ぶりに沖縄に行く LCCのセールは売切れてしまい それでも安いLCCでチケットをとった 7月はAirbnbもほとんど埋まっていて 宿も早めに決めなければいけない 今回は本島を見て回ろうと思う 行く先が決まり次第宿をとる 航空機のチケットをとったところ…

ジャック・ラッセル・テリア

『人生はビギナーズ』が素晴らしかった Netflixで恋愛映画を探していて見つけた映画で ジャンルはコメディになっていた 観たことがない人には、是非観て欲しい やっぱりどう素晴らしいと思ったか 書かないと観てみようとは思えない 父親の死から始まる話だっ…

ガラスの街

『堀と濡れそぼつ』が終わって しばらくぼーっとしていた 打ち上げで徹夜したというのもあるが たぶん一種の「堀ロス」だった 一種のって 出演者でもないのに堀は僕だった と書くと気持ち悪いけれども MCR主宰の櫻井さんは 公演を振り返るブログを見ても、 …

みち

今、妻が出ている舞台は劇場まで自転車で行ける 迎えに行った帰り道、一緒に自転車に乗りながら 彼女に会った頃に通勤ルートを変えた事を思い出した 新しい出会いが有った時は、新しいルートを行くようにする それで迷ったり、嫌な思いをしたら その出会いも…

そもそも

逆にバズーカより売れたものを想像してみよう 寝起きに浮かんだ言葉を文字にしてみると すごく意味がなくて力が抜ける 公演中の妻に持たせるサラダを作っていて サツマイモとニンジンとゴボウをゆでるのか レンジでチンでもいいのかわからないまま そもそも…

よく

​​​​わからないものを、わかるものにしたい欲がある この世界への好奇心から来る欲は、いいものだ 何より楽しいし、安全に暮らす為に必要な時もある 結果ミサイルを作ってしまったりもするのだろうが 知識欲は発見から生じる、外側から来た刺激への反応であ…

ごえん

舞台演劇に関わった事があるなら 「大入り袋」をもらった事があるかもしれない その袋には、5円玉が入っている 慣習でキャストとスタッフに渡すものだが 公演後の飲み会の席ではもらった5円玉を 交換したりもするものである もう20年近く前、自分を舞台に引…

うんこ

先日、うんこを漏らした たまたま自宅にいた時だったので 大して困る事はなかったが まだ寝ていた彼女に後で報告したら 稽古場で披露してくれた 大して面白い話でもないのだが うんこを漏らした時は大人として報告すべきだ その日は朝から健康診断があって …

嘘と筒

坂口恭平の『哲学と冒険』の第一部が終わった 「想像した事も実在する現実」という生き方は 行動原理にすると面白いが、個人的だと思った 実在人物が出てくるフィクションとして読んでいたし 『哲学と冒険』というフィクションは存在しているが 語られている…

知ったかぶり

大風と雨で栗の花が路上に落花していた いや栗などそうそう植わっていないので どんぐりの木、ブナ科のカシやコナラの花である 椎名林檎のアルバムに『加爾基 精液 栗ノ花』がある カルキ、ザーメン、クリノハナ つい「栗の花の匂い」と頭に浮かぶが 4月末か…

どうして空は青いのか

この世界は極めて多様で、知り尽くせない 人も人の認識も、人が作るものも完全ではなく 生きられる可能性は減っていくばかりである でもそれで大丈夫 変わりながら多様性を増すばかりの世界で 自分が不完全であることも忘れて 動物のように、行為に没頭して…

何の話

網戸を掃除機で吸っていて 自分の髪の毛にも沢山埃が付いている事に気付いた 体も掃除する必要がある場所だ 今日は休みで、彼女はバイトに出かけた 最近読んでいる坂口恭平の連載の影響もあり 自分が今何をしたいかに意識を向ける 傍目にはぼーっとしている…

今日はくもり

社会で生きるということは 役割を演じるということなので うまく演じることができたら 社会で生きやすくなるかもしれない でも自分が自分にさせようとすることは 大抵、社会と関係ないことである 食欲や性欲は社会に経済的にとりこまれているので、 本能的な…

カフェイン断ち

そういえば妻は付き合った頃からアルコール、ニコチン、カフェインなど 刺激物の影響をてきめんに受けやすかった 最近では新たにカフェインを控え、体調も気分も劇的に変化する彼女を見て 自分も18年間飲み続けてきたコーヒーをやめてみる 昼間に眠気を覚え…

エネルギー

先日、漫画家の近藤ようこさんが話しているのを聞いた 近藤さんは昔の時代の話も現代の話も描くが 現代の話だけでは創作意欲が減っていくらしい 中世の混とんとしたエネルギーに惹かれて 中世について調べたり描いたりすることで 創作意欲が生き返っている、…

叫びたいほど愛おしい

先日、栲象さんが亡くなった 「今ここに居る集中」を観に 庭にお邪魔したのは3回ほど 庭の外ではichkawaさんの公演で 何度か時と場所を共有した 恰好よかったなあ 築地の病院に移ったとは聞いていて 現在沖縄にいるichkawaさんからも よろしく伝えてと言わ…

自慰

仕事をしていて、人は同じもので 自慰し続けるのかもしれないと思った 当人は目先を変えたつもりでも ある程度時間が空けば、姿形は異なっても同じものを求めている それは自分にとって望ましいものである 自慰は、自分にとっての不条理に耐える為にする 自…

忘れもの

昨日のブログで何が書きたかったのだろうか 彼女が帰って来て頼まれてた洗濯を忘れていたので 今コインランドリーにいる 今から10年くらい前の気分は 自分も周りもみんなクソで でも開き直って生きるにはしのびない みたいな情けないものだった 和而不同とい…

月を見たかい

言いたい事があって文章を書く事はない 伝えたい事があって言う事もない 形にならない書きたい気分があって書く 言わなければならない気分になるから言う 絵も見えたものを形にする為に描かれるようでいて 描きながら描きたい動機を発見していく 自分をそう…

風景のこと

前に彼女と喧嘩をした時 「あなたは他人に本当に興味がない」と詰られた 彼女が言う「本当」とは ある生物がこれまで何を見てきたのかに 興味がないと言われたのだと思う 仲直りした後、彼女は謝ってくれたが 自分の興味は、人の生きている状態にはあっても …

劣等感を飼い慣らして、健全なレベルの自尊心を維持すること

他人を観察するだけで 自己評価が低い理由は見つかる 自分は大したことないと思うのは 大体下記の状態にある事に気付いた時だ ・すぐ安易な結論を出そうとする ・好奇心が動かない ・流れにあらがわない 日々をこなしている時である こなすというのは高をく…

僕が誰かの場所になっている事に気付いた話

僕らは犬と猫を飼っている といっても僕の頭の中にいて 彼女が呼び出すものである 犬の名は「きなこ」 ラブラドールのような大型犬で 周囲を怖がらせようと狂暴に振る舞うが いつも「ラブ、ラブ」と吠えている 好物はパン 猫の名は「うめぼし」 周囲の反応に…

中陰も過ぎて

・焼酎お湯割一杯目 酒を飲むと自分の位相が変わる 他人との関わり方などのルールとは別に その時自分がやりたい事が変わる 変わるのはアルコールを飲んだ人だけの事であるから 全く勝手な変化であるが 自分の場合は勝手にブログを書いたりする 10日前にすー…